
awsの利用を開始したものの、ログがうまく運用できないということもあるでしょう。実際に運用がうまくいかない場合には、どのような点に問題があるのでしょうか。よくある事例などを押さえておくことで、よくあるケース別にどのような対応が必要になるのか判断できます。
ポイントを押さえたうえで、より良い形でログを運用できるようにすることが大切です。
awsを理解しよう!
そもそもawsとは、「Amazon Web Services」の略で、クラウドコンピューティングを使ったサービスの総称になります。インターネットを介してサーバーやストレージなどさまざまなサービスを活用することが、クラウドコンピューティングです。
このサービスを活用することで、サーバーや大容量のストレージなどを必要な分だけ利用することが可能です。
ログが何か理解すること

awsとログの運用について考えていくためには、ログがどのようなものか知ることが必要です。ログとは、コンピュータの利用状況やデータ送信などの利益や情報の記録を取ることを指します。記録そのものを指すこともあって、操作やデータの送受信が行われた日時、さらには操作の内容やデータの中身が記録されているのがログです。
ログの管理は何をするのか
ログの管理は、パソコンやシステムなどにおいて、怒った出来事と時刻の記録であるログを収集して一括で管理していくことを指します。ユーザーの操作や閲覧履歴だけではなく、システムやアプリケーションの稼働状況なども総合的に管理します。
実際にログを管理することには、情報セキュリティ対策につながるというメリットがあげられます。例えば企業において、不正なアクセスやサイバー攻撃に注意することが大切です。ログを管理しておくことで、不正なアクセスやサイバー攻撃から重要なデータを守ることも可能です。
さらに内部からの情報漏洩の場合も、流出経路も調べやすいのです。またログ管理によって、外部からの不正アクセスや内部で不審な動きがあった場合でもリアルタイムで把握できます。不審な動きをリアルタイムで把握することで、事前に対策を立てて対応することが可能です。
万が一不正アクセスなどの被害にあった場合も、ログの解析によって原因究明が行えます。
awsのログを運用すると何が変わるか
awsを使ってログの運用をすることには、どのような特徴があげられるのでしょうか。そのポイントの1つとなるのが、システムごとにサービスの利用状況を可視化できるという点です。ログの管理をすることで、アクセス状況などを把握できますが、個別にチェックしていくと時間も手間もかかります。
そこで自動でレポート作成をしてもらえるシステムを活用することで、不要なサービスを利用している場合でも状況がすぐに把握しやすくなります。レポートを自分で編集する手間もないので、管理がしやすいというメリットも押さえておきましょう。
1つの画面でチェックできる
膨大な量のログを管理することなると、定期チェックだけでも時間や手間がかかる作業になるというイメージを持っていませんか。awsにおけるログの定期チェックは、1つの管理画面で柔軟に検索や集計ができる仕組みを用意しています。
1つの画面で作業が終了することで、ログの定期チェックにおける手間を大きく減らせます。運用が大切とわかっていても、それだけに時間を割くわけにはいきません。だからこそawsのサービスを利用して、必要なログ分析の定期チェックを短い時間で実施できるようにしましょう。
複数のアカウントも管理可能
複数のアカウントやクラウドを活用している場合だと、個別にログを管理する必要があると考えている方もいるでしょう。awsのログ管理においては、複数のアカウントやクラウド、オンプレミス環境をまたいだ横断検索が可能になります。
複数のアカウントを所持していても横断検索が可能になることで、効率的に作業ができます。システム全体の可視化をすることで、ログの運用がしやすくなるという特徴があげられます。
最新のシステム構成を活用しよう
awsでは、最新のシステム構成が一目で把握できる仕組みになっています。そのためリソースが適正に利用されているのか、セキュリティ上の問題がないかなどのポイントの分析も可能です。古い情報で管理していたら、セキュリティ上の問題があっても把握できないこともあるでしょう。
最新のシステム構成を把握しているawsのサービスを活用することで、安全安心な形でインターネットを利用しやすくなります。
awsを利用するメリットを知ろう
awsのサービスはログの管理などが行えますが、どのようなメリットがあるのでしょうか。メリットの1つが、豊富なサービスを世界最大級の運用専門知識で活用できるという点です。さらに安心できる情報網や、高いセキュリティ基準の中で運用ができるのもポイントの1つです。
ほかにも新しいテクノロジーが最速で提供されているというメリットも押さえておきましょう。コスト削減や俊敏性にもつながるので、ビジネスのスピードそのものが加速する可能性があるという特徴もあげられます。
awsは何ができるのか
ログの管理ができるとなんとなく考えるのではなく、awsは何ができるのか項目別にチェックしておくことも必要です。データの保存だけではなく、サーバー環境の構築や、コンテンツの配信などでも活用できます。ほかにもデータベースの利用や専用回線などさまざまな場面で活用できるのもawsならではの特徴です。
実際にどのようなサービス内容があるのか理解することで、より良い形でawsを活用することにつながります。実際のログ運用をより良い形で実施するためにも、awsのサービス内容を理解しておきましょう。
導入事例を活用しよう
awsによるログの運用にメリットがあるとわかっていても、自社に合っているサービスなのかわからず利用を迷っているということもあるでしょう。そのような場合には、実際の導入事例を参考にするのも1つの手です。導入事例をチェックすることで、awsを導入して何が変わったのか、ログの管理のメリットを感じられたのかなどの情報を集められます。
利用者ならではの意見を参考にしながら、より良い形でawsを導入できるか考えていくことが大切です。
awsを利用したログの管理
データを記録するログの管理には、セキュリティを守るなどさまざまなメリットがあります。awsのサービスを利用したログの運用では、複数のアカウントの管理や、定期チェックを1つの画面で行うことも可能です。導入することでどのようなメリットがあるのか把握したうえで、より良い形で取り入れられるようにしましょう。
導入事例を参考に活用するのも1つ方法です。